購入する方法や手続きの流れ

購入する方法や手続きの流れ

注文住宅を個人で購入する際には建設費用の調達や土地の取得、詳しい内容の打ち合わせしたうえで建設工事着工を行って、完成後に受け渡しという流れになります。
このように手間や時間をかけるのは注文住宅は購入金額が非常に高価であることや、完成までに時間がかかるため慎重に行うことが求められるからです。

詳しい流れとしては、まず最初に金融機関に借入の申請を行います。
建設費用は非常に高額なために一括で支払う事が困難なので、何回かに分けて分割払いを行うのが一般的です。
この借入申請が認められた後に土地の取得をして、正式に建設会社に建築の依頼を行うということになります。
建設工事着工から完成までの一定期間ごとには、建築状況を元にして打ち合わせの通りに作業が行われているかの確認や細かい調整などが行われます。

満足のいく注文住宅を建築するには納得のいくまで時間をかけて各作業を点検し、慎重に行動を行う事が大切です。
個人の立場ではわからないことや判断がつかないことについては、建築関係の専門家に相談して助言を得るのもいい方法になります。

売却も可能な注文住宅の条件とは

注文住宅というのは施主の希望にしたがった間取りや外観などを自由自在にプランニングできるところに最大のメリットがあります。
したがってマイホームとして住んでいる間はこの上なく快適な環境といえますが、転勤あるいは相続などの理由で売却しなければならなくなった場合には、このことが逆にデメリットになってしまうことがあります。
注文住宅はいうなれば施主のライフスタイルを最優先にした住宅ですので、他人がそこに住んで快適かどうかは最初から想定しておらず、間取り・外観ともに奇をてらった独りよがりなデザインに陥りがちで、不動産市場でも敬遠されて買い手がつかないこともあり得ます。
こうした意味で新築当初から将来の売却も視野に入れた上でプランニングをしなければなりません。
そのための条件としては、たとえば駅や公共施設に近いなどの利便性が確保された立地を選ぶこと、凹凸の多い複雑な間取りや周囲の景観に合わない塗装・装飾を避けることなどが挙げられます。